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2026/09/14

【藤進コラム】ホンモノの力をつけるには、結末を急がないことが大切か!?

●経済協力開発機構(OECD)は8日、
 国際的な学習到達度調査(PISA)を公表しました。
 
 日本は調査対象の3分野のうち、
 「読解」「数学」「科学」のすべての分野で
 成績が低下しています。
 今回は朝日新聞に掲載された
 OECDの分析担当者の方の見解をお届けします。
 
●「最大の懸念は読解力」と指摘しています。
 この10年間、日本ばかりではなく、
 参加国・地域の約4分の3で
 読解力の得点が下がっているそうです。
 
 OECDはこの結果を
 「単なる学力の問題ではない」としています。
 考えられる背景として
 好奇心や学習意欲、
 粘り強さの低下があるのではないか、
 と分析しています。
 
●具体的には
 長文をじっくり読む習慣が減り、
 理解する前に答えを急ぐ傾向が見られたそうです。
 
 「ソーシャルメディアや生成AI (人工知能)の普及で
 学習に向ける注意力が分散しているのではないか。
 読解力の低下は、
 社会全体の教育に対する関心の低下を映し出す
 重要なシグナルだ」と警鐘を鳴らします。
 
●日本と同様、読解力が下がった国では
 科学と数学の成績も低下しています。
 新しいことを学びたいという意欲や
 学校への前向きな態度も
 低下傾向だったといいます。
 
●日本の読解力の成績は
 2018年から見て「ほぼ横ばい」です。
 一方で
 「読解力はすべての学びの土台と言える能力。
 理解する前に素早く答え、回答を間違える
 「急ぎ読み」の割合は日本もやや増加しており、
 注意が必要」としています。
 
●このほか、
 生成AI活用と学力との関連にも言及しています。
 日本は学校の勉強のために
 AIを利用していない生徒の割合が約4割で、
 回答した参加国・地域の中で最多でした。
 
 もっとも
 「AIの活用が学力向上に直結するとは限らない」とし、
 この点では
 現状を否定的に捉える必要はない、としています。
 
 
参考:朝日新聞9月9日朝刊