- 2025/06/23
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【藤進コラム】知らなくては「大丈夫だぁ~」と言えない!
●私たちは毎日いろいろな方と言葉をやり取りします。
そんな時、こちらが思った通りに相手へ伝わらなかった経験はありませんか?
みんなが知っているはずの意味なのに
実際に使うと反対のことと捉えてしまう厄介な言葉。
●例えば「大丈夫」。
多くの人が「申し分ない / 問題ない」という意味だと知っています。
ですが「ピザ、まだ食べられますか。」と聞かれたときに用いられるとどうでしょう。
①「お腹が空いているので大丈夫です。(食べられます。)」
②「(これ以上食べなくても)大丈夫です。(要りません。)」
こんなふうに情報を補うと、意味合いが異なることがわかります。
「大丈夫」と応じた人は、相手がピザをもっと勧めたいのか、
お腹がいっぱいなのではと心配しているのか…などと推理して答えたことでしょう。
でもそれが外れたとすると
「もっと食べると伝えたのに…」「もういらないと言ったのに…」
などとちぐはぐなことになります。
●私たちはもともと言葉の意味だけでなく、
どのような意図からその言葉を用いたのかを
補い理解するミッションを知らないうちにこなしています。
たまに外してしまうのも、人と言葉の付き合いにはつきものです。