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2025/05/19

【藤進コラム】Q: 並べた言葉をすべて包含する“一語”って何?

●問題です。
 
 下に並べた単語は、ある一語の単語に言い換えることができます。
 
 では、いったい何という単語でしょう?
 
 
 ◇優れた  ◇穏やかでない  ◇かっこいい  ◇緊急
 
 ◇際立つ  ◇困った  ◇大事  ◇弱りはてる
 
 ◇超越  ◇危機一髪  ◇まさる  ◇弱った
 
 ◇極めつけ  ◇大変  ◇容赦なく  ◇あわや
 
 ◇必死  ◇いけない  ◇すごい  ◇油断できない
 
 ◇秀でた  ◇危うい  ◇見事な  ◇切迫
 
 ◇傑作  ◇厄介  ◇理想の  ◇抜きん出た
 
 ◇長けた  ◇まずい  ◇越えた  ◇危ない
 
 ◇卓越  ◇いただけない  ◇緊迫  ◇困り果てる .........
 
 
●私たちは毎日いろいろな人と言葉をやりとりします。
 
 そんな時、こちらが思った通りに相手へ伝わらないといったこと、ありませんか?
 
 誰もが知っているはずの単語なのに
 
 実際に使うと反対の意味を表す場合がある言葉です。
 
 例えば“大丈夫”という言葉。
 
 多くの人が“申し分ない”“問題ない”という意味だと知っています。
 
 ですが、「ピザ、まだ食べられますか?」と聞かれたときに用いられたらどうでしょう?
 
「お腹が空いているので大丈夫です(食べられます)」

  「これ以上食べなくても大丈夫です(要りません)」


こんなふうに情報を補うと意味合いが異なることがわかります。
 

●先ほど並べた言葉を“ヤバい”がすべて包含します。
 
 そして、相手にはそれぞれ伝えたい意味として正確に伝わるから驚きです。
 
 
●では「“ヤバい”を使えば事足りるじゃん」としてしまったらどうでしょう?
 
 それこそ“ヤバい”ことになってしまうと思いませんか?
 
 言葉の色合い、多様性といったものが奪われ
 
 十分な感情を伴わない、なんとも味気ない言葉で生活が営まれることになります。
 
 
●言葉の利便性と引き換えにある喪失を今一度考えてみましょう。
 
 ひょっとして、失う代償は計り知れないほどになってしまっているのかもしれません。