- 2025/01/13
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【藤進コラム】問題:「人は何に後悔するのか?」 答えは・・・
●アメリカでの調査結果を集め分析した
「私たちが最も後悔すること……そしてその理由」
と題された論文があります。
●この研究によると
◇1位 教育・勉強 32%
◇2位 キャリア 22%
◇3位 恋愛 15%
◇4位 育児 10%
いちばん多くの人(32・2%)が後悔していたことは
教育・勉強に関してでした。
●〝もっと勉強しておけばよかった〟
〝違う分野の勉強をすればよかった〟
〝大学に行けばよかった〟
など、勉強・教育に関することで
多くの人は後悔することが報告されています。
●なぜ人は、勉強に関して後悔することが多いのでしょうか?
この論文の著者である心理学者ニール・ローズ氏らは
「機会(Opportunity)」に焦点を当てて考察しています。
人は、機会がなくてできなかったことよりも
機会が与えられていたことの中で
「自分でやろうと思えばできたのに、やらなかったこと」に
後悔するのだといいます。
●今の社会では、学ぶ機会は多く与えられています。
社会人のリカレント教育、
多様な分野でのオンライン教育、
語学教育、Amazonや本屋で手に入る書籍、
YouTube動画などのオンラインコンテンツ……等々
ハーバード、スタンフォード、MITなどの名門大学の授業も
一部無料で受けられるようになりました。
多くの知識は、学ぼうと思えば学べる時代になりました。
●さらにローズ氏らは勉強すること・教育を受けることが
やりがいのあるキャリアやより高い収入など
自分の人生の変化につながることを
多くの人が認識していることも1つの理由であると述べています。
「もっと勉強しておけば、人生が違ったかもしれない」、
そう感じる人が多いのかもしれません。
●「いつか落ち着いたら」
「今は忙しいから」
「もう少し考えてから」……
何かを始めない理由は、いくらでも思いつくものです。
でも、もし何か学びたいと思っているのならば、
後悔しないためにも思い切って始めてみることをお勧めします。
好奇心がある時は、ひたすら前進する。
突き進むのです。
●アインシュタインはこう言いました。
I have no special talent. I am only passionately curious
(私には特殊な才能はありません。ただ、熱狂的な好奇心があるだけです)
参考文献: 科学的根拠に基づく最高の勉強法 安川康介
藤進ゼミナール