- 2024/12/23
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【藤進コラム】リビング学習では親御様の姿を大いに見せつけましょう!
●親御様の目が届かない自室にこもってしまうと
お子様にはなかなか学習習慣が身につかない、そんな傾向が表れます。
誰も見ていなければ、遊び出してしまうのが子供本来の習性です。
お子様は意図的にサボっているわけではなく、
勉強のやり方がわかっていないため
〝やり方がわかっている〟遊びをしてしまうのです。
●リビング学習はたとえ高校生であっても、
そして学習習慣がついていない低学年でも
勉強嫌いのお子様には学年を問わずお薦めします。
勉強は人生の一部、生活の延長上に位置します。
敷居を高くする必要は全くないものですし
家族のいるリビングであれば、
具体的なアドバイスを与えたり、励ましたりすることがスムーズです。
●「今日習った漢字はどれ?」
「今日は全部でいくらのお買い物をしたか、計算してみよう」
できれば、簡単なことからやるとよいでしょう。
ただし、自発的に宿題をやろうとしているときには
口うるさく指示することなく見守ってあげてください。
あくまでお子様が困っていたら手助けをするといったスタンスです。
そして質問には正確に答えてあげてください。
もし親御様がわからないことならば、
一緒に学ぶスタンスでいっこうにかまいません。
このような環境ならば
お子様はリビングで勉強することにポジティブな感情を持ち、
積極的に自室から出てきます。
●リビング学習の肝はここからです。
親御様が同じ空間で何をしているかが、
子供のモチベーションを大きく左右するということは忘れないでください。
当然のことながら親がテレビやスマホに夢中では、お子様のやる気はあがりません。
勉強しているそばで親御様にしていていただきたいのは
仕事や家事、そして読書です。
そしてその姿をお子様に存分にアピールしてください。
「お父さん / お母さんも自分と同じように何かを頑張っているのだな」と
感じてもらうことが重要です。
●リビング学習は不安を抱えているお子様にも有効です。
特に受験生や中学受験を目指すお子様などは
家族の気配を感じながら勉強することで安心感を得ますから
集中力を養うことにもつながります。
子供がリビング学習を望んだら、それを尊重してあげましょう。