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2024/10/21

【藤進コラム】失敗を引きずらない! 目を背けない!

●藤井聡汰七段を指導する師匠、
 
 杉本昌隆さんのインタビューを読みました。
 
 
●藤井聡汰七段は負けると人一倍落ち込むタイプ。
 
 しかし彼は切り替えも早く、すぐに立ち直る、とのこと。
 
 尋常ではないくらい落ち込む十数分間が
 
 彼なりの切り替えの儀式だ、と杉本さんはおっしゃっています。
 
 
●また、藤井七段は失敗を放置せず、必ず自分の中で、
 
 〝なぜミスをしたのか、それを改善するにはどうしたらよいか〟
 
 を考え、結論づけるそうです。
 
 公式戦の連敗が極端に少ないのはこれが所以でしょう。
 
 
●勝負の世界では、失敗をいつまでも引きずると、いいことがありません。
 
 いかにベストコンディションで次戦に臨むかが大事ですから、
 
 気持ちを切り替え、精神的な不安を取り除くことが大切です。
 
 
●皆さんに当てはめてみましょう。
 
 あるテストで
 
 「ケアレスミスをして満点を取り損ねた」
 
 「ひどい点数を取ってしまった」
 
 結果を見て、精神的にこたえてしまった、とします。
 
 ですが、この後の行動が大切です。
 
 いつまでもミスにこだわれば、前に進むことが叶いません。
 
 失敗に気づいたときは自らに言い聞かせ、
 
〝同じことを繰り返さない〟と強く心に留めることで
 
 未来の展望が開けます。
 
 
●将棋では、
 
 「目先の勝ちを拾う勝ち方をしてはいけない」と指導するそうです。
 
 目先の結果にこだわってはいけない。
 
 〝つけ焼刃〟の力では、違う場面の勝負には歯が立たないからです。
 
 勝負の世界は〝勝てば成功、負ければ失敗〟と見られがちですが
 
 負けた本人にしかわからない「成功」があります。
 
 一概にテストの点が悪かったとしても
 
 「自分的には全力を尽くした、良い勝負でした」と言うのであれば、
 
 それは1つの成長であり、評価すべきことです。
 
 
※参考文献「ウィズティvol.31 2024autumn」号