- 2024/06/03
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【藤進コラム】「いきなり難しいものからやるな」を鉄則としよう!
●今年度最初の中間試験が終了しました。
今週は答案返しや学年成績が配布され
皆さんの一喜一憂する姿を想像したりします。
●試験直前、ある生徒さんの悩みを受けました。
「学校の社会科ワークを6時間もやったのに
覚えられたのは3ページだけ。
効率が悪すぎるので、何かいい方法はないか」
範囲は広く、学校ワークは30ページ弱にわたります。
●学校採用されているワークを拝見したところ、
各単元の内容が頭に入っているうえで、それらを駆使して解く
いわゆる「まとめ」問題が掲載されていました。
全体像を覚えていない生徒さんにとって
初見で解く問題ではなかったわけです。
●自分にとっていちばんわかりやすいレベルから始め
それをどんどん積み上げていく。
最初のステップに難しいものを持ってきて苦労するより
簡単なものから始め、小さなステップを踏んでいくほうが
実力がつきます。
これが実力UPへの早道です。
●簡単なことから始めることには、「挫折しにくい」というメリットがあります。
加えて最も重要な、土台となる「核」の部分をしっかりと身につけられます。
どんな勉強においてもいえることですが、コア作りは大切です。
受験や資格試験での出題は
◇コアな部分を問うもの・・・約7割
◇専門知識を問うのもの・・・約3割
であることが一般的です。
そして合格点は70点。
つまりコアな部分をおさえれば
大概の試験で合格できる可能性が高くなります。
●いちばん大事な部分を知ると
重要なものが「重要だ」とわかってきますから
選別眼を磨くことにもなります。