- 2024/05/13
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【藤進コラム】「どうすれば忘れないか?」で攻略しよう!
●「エビングハウス忘却曲線」をご存知ですか。
ドイツの心理学者エビングハウスが1885年に発表した学説です。
人間は覚えた事柄を学習してから
◇30分後、40%を忘れる。
◇24時間後、66%を忘れる。
◇3日後、75%を忘れる。
◇30日後、80%を忘れる。
つまり1ヵ月後、
人間は学習したことの〝わずか20%〟しか覚えていない、とのこと。
●ということは、せっかく覚えたのに
復習せずにそのままにしておくと、忘れてしまうのは確実。
頑張って暗記した努力が水の泡となります。
●暗記の極意は「忘れかけた頃に復習をする」。
忘れかけた頃に復習し、また忘れかけた頃に復習する、その繰り返しです。
1回覚えたらそれで終わりではなく、
「忘れそうなタイミングを見計らい、再度復習する」、
これを何度も何度も繰り返すことです。
忘れない記憶にするには、このように覚えている状態を維持することが大切です。
●はじめは小まめに復習して、徐々に間隔を開けていきます。
覚えたての頃は知識が不安定ですから、小まめな復習が必要です。
ですが、次第にその知識は定着してきますから、復習間隔を少しずつ広げていきます。
いつでも、瞬時に口に出して言えるようになれば、もう平気です。
●このようにして新しい知識をどんどん増やしていきます。
慣れてくれば次第に時間がかからなくなり、
新しいことがスムーズに覚えられるようになります。
暗記は、一にも二にも反復繰り返し。
これしかないと思います。
「楽々覚えられる魔法の暗記術」を探すより
毎日少しずつ新しいことを覚えながら
復習することが何よりも重要です。