- 2024/05/06
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【藤進コラム】机上をスッキリさせて、モチベーションUP!
●仕事ができるビジネスマンや勉強ができる子の机上は
きれいに整頓されていることが多いもの。
机周辺がゴチャゴチャなのに効率がよいケースは
なかなか想像しがたいです。
子供の学習机がモノであふれ、見ていられない状態。
そこで「片づけて」と言えば解決するでしょうか?
答えはNo。子供は、片づけ方を知りません。
そして、これは勉強の仕方がわからないときと同様、
繰り返しやれと言われると苦痛に感じてきます。
大人でも鍋やフライパンがゴチャゴチャに積み重なったキッチンや
油でべとべとに汚れている調味料を前にしては
とても料理をする気になれないはずです。
でも、大人は片づけ方がわかっていますから
洗って油を落とし、決まった場所に収納して
快適なキッチンに戻すことができます。
ところが、片づけ方を知らない子供は
「あれ、ノートを開く場所がない」と思いながら、途方に暮れます。
子供が片づけ下手なのは、その子の「だらしなさ」によるものではなく
具体的な片づけ方がわからないからなのです。
●子供に片づけを身につけさせるには
写真やイラストなど視覚に訴えるツールを活用しましょう。
ホームセンターなどのカタログを参考に
「どこに何が置かれていたら勉強がしやすいか」について考えます。
ペン立ての中に入れるものも選びましょう。
黒のボールペンばかり、あるいは
削られていない、折れた短い鉛筆だけが押し込まれているケース。
これでは、勉強するのに毎回
「使える鉛筆を探す」ことからスタートすることになります。
ですから、使うものひとつをとっても
最初は親御様と確認することが肝心です。
必要なのは鉛筆数本、赤鉛筆か赤ボールペン、
蛍光ペン数色と消しゴム、定規に鉛筆削りです。
●引き出しの中も一度全て取り出し
勉強に必要なものかどうかを考え、
必要がないものは処分するか
机以外の場所にしまってください。
ガチャで取った景品、お菓子のおまけ・・・基本的に机上から除きます。
配布されたプリント、ドリルなどの勉強道具は
本棚や引き出しなどの決められたスペースに収納します。
ゲームに関するものは排除します。
机上には基本的にペン立て、鉛筆削り以外のものはおかないように。
これならばリビングで学習するお子さんも
ペン立てと鉛筆削りのみ持ってくれば
即勉強態勢になれます。
●きれいに片づけたら、写真に撮りましょう。
再度散らかった場合の参考になります。
「片づけなさい」と言うより具体的ですし
「目指すべき完成形」がわかりやすいと思います。
マスキングテープでペン立てや鉛筆削りの位置を記しておく工夫もアリ。
辞書や電子辞書があってもよいでしょう。
ただし、タブレット要注意です。
何でも検索できますし、ゲームアプリなどにアクセスするのも簡単です。
せっかく勉強していても、興味のあるものが目に入れば引かれる欠点もあります。