- 2024/04/24
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【藤進コラム】GW到来!でも例外を作らない。
●勉強のパターンは、習慣化するまでが大変ですが
崩すのはいとも簡単です。
そして、崩れたパターンを再構築するのは
ゼロから作りあげるよりも更に大変です。
人間は元来飽きっぽく、楽な方に流れる生き物であるため
いちど崩せば、その崩れた状態が習慣となってしまうからです。
ましてや、子どもは
「このパターンを崩したら、後から苦労するのは自分だ」
というところまで考えが及びません。
目の前の楽しいことを優先してしまいます。
●そこで、パターンが崩れる原因を
できるだけ取り除いてあげること、
崩れかけたら素早くフォローし、
立ち直らせてあげることが、親の役目となります。
●具体的には、「例外」を作らないことにつきます。
土日などの休日も、できるだけ平日と同じ時間に起き
同じように勉強の時間を持たせましょう。
もちろん休日には遊ぶ時間も作ってください。
勉強と息抜き、どちらか一方に極端に触れないよう、
また、量や時間に一定のパターンを設定しましょう。
「先週の土曜日は午後の1時間だけゲームをしたけれど
今週は3時間もしちゃった」というのはよくありません。
●待望のGW到来!ですが、注意が必要です。
大人でも、長期休暇明けは仕事モードに切り替えるのが大変。
ましてや子供はなおさら気をつけないと
GW後も休日気分が抜けず、習慣づく前の生活に逆戻りし
そのまま年度初の定期試験に突入…
ということになります。
●できれば、長期休暇中も
勉強のスイッチを完全に切らないよう工夫してください。
例えば、旅行に行く時。
本を携帯し、一緒に30分だけでも読書したり、
宿題を持参して、1日1枚/1ページは解く、
といったことをしましょう。
●休み明けもリズムが変わらないよう整えてあげましょう。
大人の場合、連休最終日になると頭を切り替え
仕事の資料に目を通したり、
翌日に備えて早くベッドに入ったり…という工夫をします。
それと同じ発想で、親がそうした姿を見せて
「明日から備えないとね」と
すべきことを一緒に考えてみるとよいでしょう。