- 2024/04/15
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【藤進コラム】スマホ片手に「本を読みなさい!」は絶対NO! ~読書好きの家族にある、確かな「財産」
●子供に勉強習慣がつくか否かは
かつて親が勉強できたかどうかではなく
現在の親のあり方にかかっています。
仮に、お父様/お母様の
子供時代の成績が芳しくなかったとしても
それを気にする必要は全くありません。
●それよりも
「今のお父様/お母様がお子さんにとって
憧れの存在となっているか」
そのことを考えてください。
子供にとって親は最も近しい大人であり
その親をサンプルとして自分を構築しています。
「勉強が好きな子供になってもらいたい」
そう願うなら
親もそれ相応の過ごし方をしなければなりません。
●何時間もテレビを見ている親が
いくら「勉強しなさい」と言ってみたところで
説得力はありません。
●「子供を勉強好きにしたい!」
そう願う親御様に絶対に必要なのは
自らが読書家であることです。
身近にいる大人が、普段から読書をしていれば
その姿を見る子供も自ずと本好きになります。
●読書によって得られる読解力は
国語はもとより、他教科の成績をも底上げします。
特殊なケースを除けば全ての授業が日本語で行われ
教科書も参考書も日本語で書かれているのですから
当然のことでしょう。
●子供に読書習慣をつけさせるために効果的なのは
「本を読みなさい」
ということではありません。
お父様/お母様が読書家であることです。
親が興味深そうに本と接していれば
子供は「自分も「」という気になります。
読書好きな子に
「どうして、そんなに本を読むようになったの」
と問うと
「家にたくさん本があって、いつの間にか読んでいた」
という答えが多く返ってきます。
●子供が読みやすそうなジャンルを様々に取り混ぜながら
リビング、階段、トイレ、廊下…
家のあちこちに本を置きましょう。
動物の図鑑、伝記、物語、歴史マンガなどなど
何が好きかわからないうちは
多ジャンルの方がいいでしょう。
本を読むことは、時代の流れに左右されずに
子供たちに繋いでいきたい、確かな財産です。