- 2022/12/26
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これからの社会を良くすることを、英文で? ~12月26日のお知らせです。
●入試シーズンが近づきました。
受験生は入試問題相当の練習にあたっています。
教科書の改訂にあたり、
入試問題における各教科の変更点をお伝えしていますが
英語は5教科の中で一番大きく様変わりしている教科といえます。
今週は英作文について特集します。
近年は入試当日の試験内でまとめることが難しい題目が登場しています。
この冬休みに強化しておきたい事項のひとつです。
受験生ではない皆さんも
日本語相当で練習すべきお題が並びます。
お父様・お母様からの視点をアドバイスなさると
力強い文に昇華するのではないでしょうか。
●「共生」「環境」「文化」を英作文で考える
「共生」
新教科書でひときわ目を引くのが、SDGs関連英文の多さです。
公立高校入試でも2018年頃から出題が増えていて、
意見英作文として出題するケースが多くなってきています。
山梨県の問題は
「人や社会のためにどんなことができるか」
という「共生」に関する内容。
自分なら具体的に何をするかという視点が重要で、
発信型の表現力が問われています。
似たようなテーマは今年度の北海道、昨年の東京など、
ここ数年多くの自治体で出題されているため、
練習する必要があります。
「環境」
また、栃木県では「環境」に関する内容の出題がありました。
模範解答を見る限り、reduce、trash、garbage、plastic bagsなど、
使用単語がおのずと難しくなるため、対策は欠かせません。
「文化」
島国=日本が抱える課題として、
異文化理解や外国人とのコミュニケーションに関する内容も頻出します。
外国との行き来がようやく前進してきた日々ですが、
入試では今後も多文化共生社会を見据えた問題が出題されていくことでしょう。
●「課題解決」を意識して
近年の意見英作文は、新学習指導要領の方針もあり
「課題解決」を意識した内容が目立ちます。
これらの出題に対し
入試当日にその場で考えをまとめるのは、
中学生にとっては困難です。
日頃から英文を読んだり、英作文に取り組んだりすることで、
いろいろな課題に触れ、自分なりの意見を持っておくことが大切です。
《 今年の入試より 定番のテーマや一風変わったテーマの英作文を集めてみました 》
◇「あなたのお気に入りのもの」1つについて理由を含めて、20語以上で書く 青森
◇中学校生活の1番の思い出を15語以上20語以内で書く 秋田
◇自然環境にやさしい生活を送るために、
あなたが普段行っていること、
またはこれから行おうと思うことをまとまりのある5文程度で書く 栃木
◇将来の夢を3文以上書いてメールを完成させる 埼玉
◇中学校を卒業してから高校に入学するまでに
やりたいことについて30語程度で書く 福井
◇ALTにあなたが住んでいる街のお気に入りの場所を言うとともに
30語以上で書く 和歌山
◇自転車を安全に運転するために注意すべきことについて、5語以上で書く 大分
◇離島への移動に、飛行機と船のどちらを勧めるか?理由とともに書く 沖縄
■冬季授業が続いております。
小塾年内の営業は12月30日(金)までとなります。
大晦日12月31日(土)はお休みをいただき、
新年は元旦1月1日(日祝)から営業いたします。
■受験生の特訓が続きます。
自身の進路に向きあい、
引き締まった表情、真剣なまなざしで
勉強に向かう姿に清々しさを感じます。
人生最初のハードルに立ち向かう態勢を
しっかりと身になじませる訓練には厳しさが伴いますが
叱咤激励しながら、
新しい芽吹きと満面の笑顔をほころばせる
春の訪れに繋げていきたいと思います。
■2022年度の“藤進ゼミナールからのお知らせ”は
今回が最終となります。
来年第1号は1月2日にお送りする予定です。
よいお年をお迎えくださいませ。