- 2022/07/18
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「夢中」「好き」を無限に引き出す夏期休暇! 明日より夏期実力強化訓練開始 ~7月19日のお知らせです。
●長期休暇が始まります。
今年はお子様に“多くの経験を!”と計画を練るご家庭が多いことでしょう。
夢中になる体験や知的好奇心は、脳を育てるいちばんの原動力です。
知的好奇心のレベルが高いほど、
専門的知識の習得や集中力や情報処理能力が高まるとされています。
好きなことに夢中になって、楽しいからもっと知りたくなる。
自分なりに考えたり調べたりすることは、
学習の自己主体性を高め、さらには学業成績にもつながります。
お子様の知的好奇心を育てるには、年齢に応じた働きかけをすることが有効です。
今週は年齢別、「夢中」「好き」の引き出し方を特集します。
●0~1歳は赤ちゃんの体にたくさん触れ、
話しかけるなど、愛着の形成がとても重要です。
たくさんの愛情を感じたお子様は、安心して外の世界に興味を持ち、羽ばたいていきます。
生後半年から2歳頃には、母語の発達のピークを迎えます。
読み聞かせが重要になるのも、この時期です。
●2歳頃になると、自分と他人の区別がつくようになり、外の世界に興味を持ち始めます。
知的好奇心がぐんと伸びるので、虫捕り網を持って昆虫採集に出かけたり、
天体望遠鏡を覗かせたりして、どんどん経験を重ねましょう。
好奇心が芽生える時期に、世界を広げてくれるのが図鑑です。
図鑑であれば、家にいながら外国の動物にも、宇宙の星にも触れることができます。
人は、見たり触れあったりする機会が多いほど、その対象に興味を持ったり好きになったりします。
これを「単純接触効果」といいます。
繰り返し読むことができる図鑑は、その点でも優れています。
図鑑の知識と、リアルをつなげる体験を繰り返すことで、子どもの好奇心は刺激されていきます。
●3~5歳には運動野の発達のピークが訪れます。
走ったり跳んだりという粗大運動や、楽器などの巧緻(こうち)運動、
つまり、器用さが身につきやすい時期です。
ピアノなどの楽器を始めるなら、この時期がおすすめです。
●8~10歳は第2言語の臨界期です。
この時期に英語のリスニングやスピーキングをしていたお子様は、
その後に英語の能力が伸びる可能性が高くなります。
小学生から中学生では前頭前野の発達のピークです。
考える、判断する、何かを作り出す力がぐんと伸びます。
できればリアルで、たくさんのコミュニケーションを重ねたい時期です。
●何かを始めるのに遅いということはありません。
脳には可塑性(かそせい)があります。
可塑性とは「脳が自らを変化させる能力」のことです。
年齢が低いほど脳が変化し、成長して能力を獲得しやすいのは事実ですが、
その時期を逃したからといって悲しむことはありません。
20歳や50歳でも伸びますし、お年寄りでも学べば脳は成長します。
●お子様の知的好奇心を育てるうえでポイントとなるのが「模倣=まね」です。
「模倣」をして能力を獲得します。
脳には、模倣に特化した「ミラーニューロン」という領域があります。
運動の模倣だけではなく、
相手の気持ちを理解するとか、相手に共感するという、
より社会的な模倣も含まれていると言われています。
例えば、相手が何かを楽しそうに見ていると、
こちらも楽しくなるという感情の働きにも関わっていると言われています。
子どもに知的好奇心を持たせようと思ったら、
まずは私たち大人が興味を持って楽しくやることが大事です。
その姿を、子どもは必ず見ています。
親御様自身が楽しみ、子どもも一緒に経験することが、
知的好奇心を伸ばす一番の方法だと思います。
●また、脳には「汎化(はんか)」という特徴があります。
何か一つの能力が伸びると、それに直接関係しない部分の能力も伸びるというものです。
一つのことに集中して取り組むと、それに関連する神経細胞のネットワークが強化されます。
つられて、他の部分のネットワークも最適化されるために起こると考えられています。
苦手を伸ばそうとするのもいいですが、
それだけではなく、むしろ得意なことをもっと突き抜けさせる、
好きなことに熱中させてあげたほうが、能力は全体的に高まると考えられます。
☆本日より夏季授業が始まります!
[第1週メニュー]
○[高校受験] 8月分通常授業として2学期予習事項を推進します。
通常授業テキストをご持参ください。
○[中学受験・能力開発] 夏期テキストを開始します。
○[他学年] 実力強化訓練開始 思考を高める習慣を築きます。
①メニュー後半に実力試験を実施します。
制限時間の90%で解答を終了し、時間的余裕のある答案づくりを訓練します。
②教材に回答欄を2つ設置、誤答を復習する習慣を高めます。
〔充実した夏になりますよう、はっきりとした目標立てを〕
○40日という限られた時間を大切にお使いください。
勉強・スポーツ・レジャー…各々に目標を立て、達成感を味わってください。
〔登校の際の留意点〕
○夏季授業時間割を基にご登校ください。
○入退室の際は挨拶そして塾ナビカード挿入を励行しましょう。
○長時間授業の際は軽食・飲み物をご持参ください。
菓子・ジュース類の持ち込みは禁止です。
休憩時間のコンビニエンス・ストアへの買出しは禁止です。
○授業を欠席される場合は予め小塾までご連絡ください。
※クラス授業講座の場合、欠席補習はございません。
なお、ご欠席された授業の教材は後日配布、
実施した後ご提出いただければ採点し、ポイントをお伝えします。
以上、充実した夏の実現にご理解・ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
藤進ゼミナール