- 2022/06/20
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効果的な暗記、外的要素に頼ろう ~6月20日のお知らせです。
●生活ツールの進化に終わりはありません。
キーワードは「便利さ」と「快適さ」、
私たちの負担やストレスを担うAIの重宝さは
手放せないものとなっています。
●学習に落とし込んでみましょう。
タブレット端末が教材の一部を担うようになり、
動画や検索によって
勉強のわかりやすさや親しみやすさ、
楽しい部分が増えてきました。
理解しやすさや調査の手軽さに
時間がかからなくなったことにはありがたみを感じます。
●では学習ツールに任せ
「便利さ」と「快適さ」の側面で押し切り
学習が完結するのでしょうか。
勉強の大きな要素「上達」「記憶」そして「思考」は
時間がかかり、面倒であって、
簡単に獲得できるスキルではありません。
そしてその所作を「面倒くさい」「無理」と一蹴しては
我々の進化も止まってしまいます。
●期末試験が近づきました。
漢字や英単語の語彙、理科や社会の暗記教科…
覚えること、やらねばならないことが山積みです。
生徒の皆さんが抱える同じ負荷を
脳が飽きないように、やり方、場所を変えながら
学習効果を高めることは可能です。
自身を「実験台」に、
どんな方法、どんなやり方が向いているか
確かめながら進めてみましょう。
今週は「暗記の外的効果起因法」を特集します。
◇ダイエットを目的として水泳を始めても…
順調に体重を落とせるのは最初のうちで、
次第に効果がなくなっていくそうです。
これは、体が「水泳」という動作に
慣れてしまうことに原因があります。
慣れないうちは体も脳も試行錯誤ですから、
無駄な動きが多くなります。
そのため、50mを泳ぐだけで
かなりのカロリー消費があります。
ですが慣れるにしたがい
脳が効率よく体を動かす方法を覚えてしまうため、
体の動きもスムーズになり、
エネルギー消費量も減ってしまいます。
つまり、人間は同じ動作を繰り返していると慣れてしまい、
効用がスタート時ほどはたらかなくなるということです。
◇学習での例をあげてみましょう。
例えば音読。
学習開始時は脳にとって非常に新鮮で、
学んだこと、覚えたことが頭に入ってきます。
ところがそれに慣れてくると、
だんだん新鮮さがなくなり、脳は休むようになってしまいます。
◇やり方、場所に変化をつけながら
暗記を確実なものにするためには、
ここで脳を休ませないように変化をつけます。
「慣れてきた」と思ったら、やり方を変えてみましょう。
例えば、
◎起立 ⇔ 着席 を繰り返しながら、暗記を進める
◎音読に飽きがきたら、覚えていない事項を書いて覚える
◎単語で覚えきれていないものは、音声を聴いて耳で覚える
◎再び音読、今度は身振り手振りを入れてみる
このように1つの方法に縛られず、
いろいろな方法を取り入れていくことで、
脳に新鮮な刺激を連続して与えることができます。
◇「音読がよい」「耳で聴いて覚えるのがよい」
「書けば覚えられる」「イメージ力を使ってもので覚える」
効果的な方法はいろいろ提唱されています。
ですが、暗記に関しては
「どんな人でも絶対に成功する完璧な方法」はありません。
暗記は「反復、繰り返し」ですから、
それを飽きずに楽しく続けられることが大切です。
やり方を絞らず
「書く」「声に出す」「耳で聴く」「イメージする」
「手振り身振りを使う」と感覚器官を駆使し
脳を飽きない状態に置きながら、反復、繰り返しを続けることです。
◇覚える場所を変えるのも効果的
机の上だけでなく、電車の中、リビングのテーブル、
公園のベンチ、お風呂、トイレ、歩きながら…
暗記スペースをいろいろ変えてみましょう。
覚える方法や場所にバリエーションをつけていけば
記憶として定着しやすくなるだけでなく、
繰り返すことが苦でなくなります。
◇「イメージしながら」「なりきって」「体を動かしながら」
「イメージ力」を使いましょう。
例えば、地理で出る「リアス海岸」を覚えるとき。
用語だけでなく、写真や地図を見たり、
形状を自分の手で描いたりするとしっかり記憶に定着します。
さらに、リアスの三陸海岸でとれた
「三陸わかめ」のパッケージを見てイメージと結びつけ暗記すると
忘れない記憶となり定着します。
またシチュエーションに「なりきる」こと。
感情を伴った記憶は忘れにくいといいます。
それを暗記に持ち込みます。
例えば、英文を音読するとき。
棒読みではなく、その情景やキャラクターの感情を想像し、
気持ちを込めて読みます。
この方法は脳に強い印象残すことができます。
体動かして覚えること、
歩きながら唱えて覚えることも効果的です。
体を動かしながらリズミカルに覚えると、
覚えやすく、忘れにくい記憶となります。
◇目、耳、口、手のうち、同時に幾つかを使って覚える
記憶は「体全体を使って覚える」ことが得策です。
「目」「耳」「口」「手」の4つの部位のうち、
いくつかを同時に使うと、効果的に覚えられます。
英語学習では、目と口と耳を使う「音読」、
耳で聴きながら手で書く「ディクテーション」、
耳で聴きながらそれを口で真似る「リピーティング」などがあります。
これらを
◎まず音読し、慣れてきたらリピーティング
◎ディクテーションでどこまで覚えたかを確認
◎最後はリピーティングで仕上げ
こんな具合に、一度の学習にいろいろなものを組み込んでいきます。
こうなると、脳もフル回転ですから、しっかり記憶することができます。
◎夏期実力強化訓練「履修講座確認書」のご提出期限が近づきました。
今年度も小塾はご家庭に〝ご負担のない〟季節講習の料金体系を実践します。
塾長の志は
①講習不参加による成績停滞の一掃
②小塾をご愛顧頂くご家庭への感謝を形として
③他塾には出来ない、「価値ある価格帯」の実現
これらの実践です。
小塾生を優先し、残る定員数を夏期講習からの入塾生にし、
定員に達し次第、募集を締切とさせていただきます。
お子様の成績up、目標実現のために
ご理解を賜れば何よりの光栄です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
◎7/8(金)は漢検本番!
○今年度第1回目の漢検が近づきました。
◇10~8級 18時~(40分間)
◇ 7~5級 18時~(60分間)
◇ 4~2級 19時30分~(60分間)
※漢検実施日の通常授業はございません。
10分前までにご入室くださいませ。
○練習せずに奇跡なし!
合格のためには行動あるのみ、です。
◎6/27(月)より8月数検申込開始!
◇数検HPより小塾での受検をご選択いただき、
「提携会場受検」としてお申込くださいませ。
受検級などのご相談はスタッフまで!
※お申込みされた塾生の皆様には過去問題を差し上げます。
後藤までご申告ください。
藤進ゼミナール