- 2022/03/21
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不易である学びの本質 ~「考え続けること」~ 明日より春期実力強化訓練開始 ~3月21日のお知らせです。
●「不易流行」という言葉をご存知でしょうか。
いつまでも変わらないこと、そして変化を重ねていくこと。
心に「流行」を得れば「不易」を、
「不易」に徹すればそのまま「流行」を生ずるもので
どちらも根本は同じであるという
本質的には対立する言葉どうしを組み合わせた俳諧の理念です。
日々の生活はこの言葉の上に過ぎていく、と感じます。
これは学問の世界にも当てはまります。
学習をする本質はいつまでも変わらず、
学習を提供するツールは時代の流れで変化していきます。
●世の中の変化は感染症蔓延を契機に加速しているように感じます。
超スマート社会といってよい、
これまでの延長線上にない劇的な変化を乗り越えていくには、
ともすれば一方的なテクノロジー習熟に焦点が当てられます。
ですが、そのような時代こそ、機械にできることは機械に委ね、
人間は人間にしかできない力を身につける、とわりきるべきでしょう。
●今春、受験を経験された皆さんに課題作文をお願いしております。
ここでは数週間にわたり、受験を通過した皆さんが
受験を通じて何を学んだのか、を書いていただきました。
今週は今回の受験で「考え続けること」を学んだ、
お嬢さんの作文をご紹介します。
素晴らしい文章ですので、どうぞご一読くださいませ。
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『考え続けること』
私は今回の受験で、先を見据えてしっかり考えることが大切だと学びました。
中学3年生になったばかりの頃は
自分が受験生と言われてもあまり実感がわかず、
勉強しようとしてもやる気が出ないことが何度もありました。
けれど、自分が今勉強していない間にも、
周りの受験生はきっと必死に勉強していて、
自分と大きな差ができてしまう、
今ここで勉強しないで志望校に受かることができなかったら、
いちばん後悔することになるのは自分なんだ、
そういった意識を持って勉強するようになりました。
今までは、
ここで勉強したことが将来本当に役に立つのだろうか、
などと思ったことがありましたが、
自分が必死に勉強した時間はきっと無駄にはならないし、
将来、何かしらの形で役に立つ、と今回の受験で思えるようになりました。
いろいろ不安なことも大変だったこともあったけれど、
今まで勉強してきた事は将来の自分を助けたり、
なりたい自分になるための大切な時間だったと思います。
これからも、自分のために考え続けることをやめないでいたいと思いました。
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●一見役に立ちそうもないこと、
眼前のテーマとは関係が薄いように思われること、
しかし実際は物事を考察する知的な素地として大切であり、
「不易」である「学び」の本質と考えます。
「考え続けること」は
日々の暮らしに制約が続く感染症禍、
そして彼の地で謂れ無い境遇に身を置かれた人々のために
守っていく人類の本質だと思います。
先端技術をうまく活用しながら一歩一歩学ぶ質を高め、
未来を見据えていくことを守らねばなりません。
【本日より春期実力強化訓練開始です】
◎小・中学生…来週末実施実力試験に向け学習します
◎高校生…必須科目の強化を行います
〔留意点〕
○ お配り致しました「春期実力強化訓練時間割」に則りご登校下さい。
○ 入/退室の際はあいさつ実践を励行します。
○ 授業が長時間に亘る際は、軽食・飲み物(お茶や水)をご持参下さい。
休憩時間中のコンビニエンス・ストアへの買出しは固く禁止します。
○ 携帯電話・スマートフォンを持ち込む場合、電源を切りご入室下さい。
入退室のご確認は塾ナビシステムをご利用下さい。
以上、充実した春期学習の実現に向まして
ご理解・ご協力の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。
●検定パンフレット到着予定、順次配布します
お子様には検定/級をアドバイスしてまいります。
今春入試においても、「資格の有無」は合否を分ける要素として顕著でした。
ご父母の皆様の後押しを宜しくお願い申し上げます。
藤進ゼミナール