- 2025/10/06
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【藤進ブログ】〝問題文の読み間違い〟は〝修正可能〟だ!
●「問題文の読み間違い」は全教科に共通するミスです。
このミスがなくなれば取りこぼしが減るので、今すぐ修正したい点です。
実力はあるのに、早合点しがち。
暗記教科の知識を問われる問題でも
このようなミスをついついしてしまう…という方がいらっしゃいます。
しかも、口頭だと正しい答えが導き出せるのに
問題文を読んで答えてもらうとできなくなってしまう…ということもあります。
●そのお子様の問題を解く様子を観察すると、様々な特徴があります。
◇文字を1文字ずつ把握するためか、単語や分節など「意味のかたまり」として理解できない
◇助詞など細かなところを読み飛ばす
◇目立つ文字の意味だけを捉える など
上記の特徴から起こるミスを挙げてみましょう。
①「正しくないものはどれですか?」
と問われているのに、「正」という文字から判断したためか
「正しいものを探せばよい」と勘違いして答える。
②文の冒頭を読むだけでわかったつもりになり
文を最後まで読まずに答えてしまう。
③問題を解いているうちに聞かれていることを忘れてしまう。
《さあ、修正してみよう!》
◆~小学生編 自分で気づけるよう、おうちの方の〝声かけ〟が大切です!
低学年の方の場合、間違っていることを指摘するのではなく、
「本当にその答えで合っているかな?」
「もう一度、問題文を読んでごらん」
など、声かけによって間違いに気づかせましょう。
オススメは何と言っても「音読」です。
間違えた箇所の問題文を読み上げてもらいます。
文を正しく理解することが勉強のスタートです。
文を意味として捉えられていないと、不自然なところで途切れます。
また、漢字が読めていない場合もこれでわかります。
読めないところは一緒に読み上げるなど、サポートしてあげてください。
また、すべての文字を読み上げれば、
それだけで文の意味が理解できる方もいらっしゃいます。
読み飛ばすというクセも次第になくなっていきます。
◆小・中学生編 音読をフル活用!
読む素材は、国語以外の教科書、小説、何でもOKです。
「アナウンサーみたいに上手に読めるか?」など、
楽しい要素を盛り込みましょう。
低学年であれば面白がって一生懸命練習します。
音読で滑らかに読めるようになると、
黙読でも落ち着いて文字を読み飛ばすことなく、
スムーズに読めるようになります。
オーソドックス、されど救民妙薬の効果があります。
藤進ゼミナール