- 2025/07/14
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【藤進コラム】もうすぐ通知表(💦) そのつけ方が変わる??
●1学期残り僅か。そろそろ通知表が気になる頃合です。
中高生は中間 / 期末試験の結果や課題提出、
授業中の積極的な発言などを判断材料に
各教科担当の先生が皆さんの1学期間の頑張りを数値化します。
〝自分はどう判断されるのだろう?〟
そう考えるとビクビク・ドキドキが続き、
暑さも相まって眠れない方もいるのでは?
●その通知表のつけ方を変える議論が始まったとのこと。
さて、生徒の皆さんの運命や如何に??
●小中高校の子どもの成績の付け方を見直す案が示されました。
各教科で成績をつける際の観点のひとつとなっている
「主体的に学習に取り組む態度」について、直接数値に結びつけず、
所見欄で評価を「書く」形に変えるそうです。
●今の成績のつけ方は次の通りです。
① 教科ごとに
◇知識・技能
◇思考・判断・表現
◇主体的に学習に取り組む態度
3つの観点を3段階で評価
② それらを総合し、各教科の成績にあたる「評定」を決定。
小学校は3段階、中学高校は5段階が一般的です。
●このうち「主体的に学習に取り組む態度」は客観的な評価が難しく、
ノート提出や授業中の挙手の回数などで先生方は判断しています。
●ですが、この方法だと
高校入試に用いられる内申点を意識し、
3年生になるとしきりに手を挙げる生徒さんが出始めているのが現状。
悪く言えば〝ゴマすり〟に映るこの状況に
〝これではマズイ〟と感じた先生方の動きに繋がった形であり、
先生方もこの新たな評価案を歓迎しています。
●文科省は
〝成績には直接反映させず、初見欄に評価を書く〟方法を提案。
生徒さんの姿勢が極めてよい場合は「〇」をつけたりすることを
成績評価の補助的な材料にするとしています。
●今回の案は2030年度に予定される学習指導要領改定に合わせて導入される予定です。
◇成績をつける先生方の負担を減らすこと
◇学習や授業の改善のための日々の振り返りを充実させること
等課題もあるため、詳細について検討が続けられます。
行方を追っていきましょう。