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藤進ゼミナール

●「不易流行」という言葉をご存知でしょうか。
 
　いつまでも変わらないこと、そして変化を重ねていくこと。
 
　心に「流行」を得れば「不易」を、
 
　「不易」に徹すればそのまま「流行」を生ずるもので
 
　どちらも根本は同じであるという
 
　本質的には対立する言葉どうしを組み合わせた俳諧の理念です。
 
　日々の生活はこの言葉の上に過ぎていく、と感じます。
 
 
●世の中の変化は昨年来の感染症蔓延を契機に加速しているように感じます。

　人類はこれまでに

　◇狩猟社会　　◇農耕社会　　◇工業社会　　◇情報社会　を形成しました。
 
　次に訪れる、今の子供たちが生きる近未来社会は 〔Society 5.0〕 となります。
 
　ロボットや人工知能など先端技術を活用し、
 
　地域や年齢・性別・言語・貧富等による格差なく、
 
　サイバー / フィジカル 両空間が融合された新たな時代が訪れようとしています。
 

●超スマート社会といってよい、
 
　これまでの延長線上にない劇的な変化を乗り越えていくには、
 
　ともすれば一方的なテクノロジー習熟に焦点が当てられます。

　ですが、そのような時代こそ、機械にできることは機械に委ね
 
　人間は人間にしかできない力を身につける、とわりきるべきでしょう。
 
　一見役に立ちそうもないこと、
 
　眼前のテーマとは関係が薄いように思われること、
 
　しかし実際は物事を考察する知的な素地として大切であり、
 
　「不易」である「学び」の本質と考えます。


●日々の暮らしに制約がある現在のコロナ禍の中、
 
　先端技術をうまく活用しながら一歩一歩学ぶ質を高め、
 
　未来を見据えていきたいと思います。