- 2020/11/09
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大学入試改革は「通知表」を変えるか? ~11月9日のお知らせです。
●内申点が気になる季節になりました。
この内申点、地域や学校によりつけ方や入試での使われ方に違いがあります。
そしてこの数字にどれほどの有効性があるのか、甚だ疑問に思うことがあります。
実際、私立トップ校では合否にあたり、内申点をそれほど重要視していません。
絶対評価とはうたっているものの、所属学校の生徒を母集団として相対的につけられており、
そのつけ方が一律ではない、そう考えているからです。
●日本は長くゼネラリストを求める社会でした。
国立大学入試では今でも5教科の知識をまんべんなく持っている人間を求めています。
その結果、高校入試では
スペシャリストを育てる工業や農業などの専門高校をランク低く見るような風潮が今も続きます。
ですがこれからはスペシャリストが必要とされ、
「君は何ができるか」「君は何をしたいの」が強く求められます。
●勤勉で指示通り正確に取り組むー そのような労働はロボットがとって代わる時代。
人間は個々が持つ特性を活かし、それを売り込んでいく―
そういうことに特化した教育が重要になります。
好きなことを見つけ、そこから発想創造を広げる。
入試でその部分を評価する制度が必要です。
●大学旧AO入試は 「勉強が苦手な子のための入試」といった受け止めが広がり、
成功したとは言い難い制度でした。
今年度から文科省は学力的な担保を求め、「総合型選抜」と名称を変更しました。
ここで重要なのは、各受験生が売り込んだ中身の評価をきちんとできるかどうか、ということ。
面接や論文で、各受験生のスペシャリストの目を見極める評価がきちんとできれば、
受験生の取り組む姿勢、そして調査書が変わってくることでしょう。
これからは学力を全国テストのようなもので評価し、
受験生の売り込みをきちんと評価できる専門家の養成が必要となりそうです。
○秋の父母面談会第2週目です。
今週ご予定のご父母の皆様、
ご多忙のところ恐縮ですが何卒宜しくお願い申し上げます。
○12/5(土)実施数学検定は定員に達し、受付終了となりました。
多くの方にご参加を賜り誠にありがとうございます。
○11/23(祝月)は年間予定に則り、通常授業を実施します。
藤進ゼミナール