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2020/03/23

勉強に向かわせない言葉 ー「勉強しなさい」

●2/24付のメールで、ビジネス現場では
 
 上司からの曖昧な指示が部下に伝わらない例をお話ししました。

 「笑顔を心がけて」
 
 「頑張って契約をとってこい」

 「顧客とのコミュニケーションを大切に」…
 
 ご家庭での同例が「宿題をやりなさい」であり、
 
 この言葉には、何をどのようにすればよいのか、
 
 具体的な内容が示されていないことをお話ししました。
 
 
●同様に「勉強しなさい」もお子様には伝わらない言葉です。
 
 そしてこの言葉には、親御さんの感情が強く加わります。
 
 「勉強をしろ」と強要されても、反発を招くばかりです。
 
 
●曖昧な指示「勉強をしなさい」に対し、
 
 「勉強のやり方がわからないことがあるのだろうか」と
 
 思われるご父母の皆様がいらっしゃると思います。

 しかし、お子様は勉強内容について疑問点が多いですし、
 
 自力でノートまとめや暗記をする過程の仕方がわかっていなかったりと、
 
 想像よりもできないことがずいぶんあります。


●大半のお子様は闇雲に勉強しなさいと伝えると、意欲を下げてしまいます。
 
 そのようなお子様に対しては、勉強のやり方や具体的な範囲を伝え、
 
 それを習慣にしてもらうことが先決です。
 
 
●この3週間、学校では5月前半までに習得する内容を、
 
 小塾では最小限の解説にとどめ、
 
 お子様に思考してもらいながら進めてまいりました。
 
 そして家庭学習においても自らの力で実践できるよう、
 
 具体的な指示を出し課題としてまいりました。
 
 流行疾患の状況を把握し、その防止に向き合いながら
 
 小塾が得た指導の財産は大きいものであったと感じています。

 
●今年度から教育指導要領は主体的な深い学びの視点から
 
 「どのように学ぶか」が重視されます。
 
 ぜひ今日からは、勉強しなさいを禁句とし、
 
 具体的な言葉でのコミュニケーションを確立していってください。