- 2019/10/21
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定期試験前の〝無意味な〟勉強を削減! 毎日のルーティーンを充実させてみよう vol.2
●先週に引き続き、試験直前の負担軽減に向けて記します。
●試験直前となり、
どうにか勉強のやる気スイッチを探り当て、
スイッチを押し、起動させるも束の間、
試験終了と同時に元の姿に戻ってしまった、
そんなお子様も無きにしも非ず。
〝試験が終わったから、
ガミガミ言うのも何だし、まあ、いいか…〟
と親御様もつい気を緩めがちな時期ですが
習慣に変化を起こすタイミングは
あるようでなかなかないもの。
中間試験が終了した、正しく今が変節の時です。
●先週は24時間のスケジューリング主体で筆を進めました。
今週はスケジューリング下で行われる学習の質についてです。
1か月後に迫る期末試験に向けて、ご一読頂ければ幸いです。
■〝時間〟ではなく〝量〟で計画を立てる
時間を基準に勉強の計画を立てる人がいます。
「今日は9時間勉強する」
「数学は3時間、国語は2時間勉強する」
しかしあまりいいやり方とはいえません。
勉強は◯◯時間やれば必ず力がつく、というものではないからです。
大切なのは〝どれくらい時間をかけたか〟ではなく、
〝どれくらい理解できたか〟です。
時間を目標として設定すると、
内容は十分に理解できてないのに次に進んでしまうことになりかねません。
しかし、理解度という数値化しにくい曖昧な基準では
具体的な計画を立てづらいと思います。
そこで勉強の「量」で計画をたてるようにすることをおススメします。
今月までにこの問題集を○周する、という感じで
勉強量を元に計画をたてるようにすると基準がわかりやすい上、
理解度で測るのにより近い結果が得られます。
■復習時間や復習日を組み入れるようにする
勉強を進める上で、復習は何よりも大事です。
一回の勉強で知識が定着するということはまずありません。
長期記憶を形成するためにも、定期的な復習は欠かせません。
その為に、一週間のうちに一日は復習日、
また一日のうちに数時間は復習時間というものを設定しておきましょう。
復習を忘れてどんどん先に進んでしまい、
結局以前覚えたことはすっぽり記憶から抜け落ちてしまっている、
という事態を防ぐように、
定期的な「復習タイム」を計画に予め組み込んでおきましょう。
■無理のないペースで進められるようにする
計画を立てる段階では、多くの人がやる気に満ち溢れています。
その為とてもやりきれないような勉強量を計画に入れてしまい、
途中でもたなくなって計画が頓挫してしまいがちです。
よって自分にできる勉強量は少なめに見積もって計画を立てるのが吉です。
もし計画が予想以上に早めに終了してしまったら、
新たにもう一つ上のステップの勉強をするか、
今までの復習をすればいいと思います。
くれぐれも無理のないペースで、
余裕を持って計画を立てるということを意識しておきましょう。
■修正はしやすいように
計画を立てる時は、後に修正が入ることは前提として考えましょう。
すべて計画通りに進むことなんてまずありえません。
思ったよりうまく進んだ日、全然進まなかった日というのが必ず出てきます。
また、人によって向き不向きがあり、
理解するのに時間がかかる科目とすぐ理解できてしまう科目が出てくるでしょう。
計画を細かく設定しすぎるのは後の破綻を生み出しかねません。
特に神経質な方は少しでも計画がずれると気になって仕方なくなり、
面倒くさくなって計画を放棄してしまうことが多いです。
その為、計画をたてる時は後からでもある程度修正がきくように、
ピッチリ決めすぎないことが大事です。
例えば今日は参考書をp.24〜75まで読むなんて決め方ではなく、
キリの良いところまで大体50ページほど読む、
くらいにしておいたほうが楽です。
■休憩時間・日は必ず入れる
いくら受験生だからといって、四六時中勉強ばかりしていたら体も心ももちません。
時にはストレスを発散する休息が必要です。
ですから、計画の中にはどこかいいタイミングで
休憩時間や休憩日といったものを入れておくようにしましょう。
1ヶ月に1、2日くらいは勉強を忘れて遊べる日があれば、
それをモチベーションにして、他の日の勉強の意欲がより上がります。